パワーボードは軽量気泡コンクリートパネルなので、断火性に富んでいる外壁材料で、多くの家に使われています。
しかし、気泡の部分に水分を含ませやすいのが、大きなデメリットです。
その為、パワーボードを外壁に使用した場合の塗装工事は、塗膜性の高い塗料でしっかりと膜を作れる塗装を行うのがおススメです。
外壁のパワーボードの特徴や工事の流れ、業者の選び方
塗装工事に先駆けて、まずは既存コーキングの撤去及び新規充填を行います。
コーキングには様々な種類があり、打つ材料に適した素材でなければ、馴染まず剥離してしまいます。
アクリルコーキングをパワーボードには選ぼう
パワーボードに適しているコーキングの種類は、アクリルコーキングです。
古くなった部分的なコーキングの取り替えでも良いですが、出来れば全て取り替えるようにすると、建物の耐久性が上がります。
シーリングを打ち直して硬化したのを確認した後、高圧洗浄を用いて既存の外壁を洗浄します。その後、既存外壁のクラック調査を行います。
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パワーボードは水を含みやすいので注意!
パワーボードは水を含みやすい性質があり、水が含んでしまうと内部の鉄筋に影響を与えてしまいます。
鉄筋が錆びてしまうと腐食して膨張し、パワーボード内で爆発を起こしてしまいます。
更にパワーボードに水分を含ませたまま冬期になると、水分が板の中で膨張して破裂してしまいます。
これらを起こさないよう、既存の外壁にクラックがある場合は、カチオンフィラー等で補修します。
カチオンフィラーで補修した場所に、弾性のフィラーを増し塗りします。
パワーボードへの塗装を行うポイント
これで補修部分も強固となり、正常なパワーボード部分と同様の効力を発揮してくれるようになります。その後、塗装工程へと移ります。
補修部分に塗布した弾性フィラーを、外壁全体に塗布します。その後、塗装工程を2工程行います。(納まらない場合は3工程になります)
パワーボードの外壁塗装は多少手間がかかりますが、きちんと手間をかけて使う事で建物の断熱性や遮音性を高くしてくれます。
パワーボードの外壁工事はちゃんとした所を選ぼう
外壁素材としてパワーボードは多くの家で使われている人気の建築資材です。
しかし、あくまできちんと外装工事を行わないと、すぐ腐食導いてしまう材料でもありますので、パワーボードの扱いに詳しい業者に依頼しないといけません。
一番良いのは、あなたのお住まいの地域で一番評判の良い外壁リフォーム店に工事を依頼される事ですね。