光触媒塗料の欠点ちゃんと知っていますか?
光触媒塗料は、太陽の光で汚れを分解させて浮かせて落とす、まさに理想的な塗料です。外壁が汚れにくく耐久性が高い点などで、近年注目され採用される事も多くなりました。
しかし、良い塗料であっても、メリットばかりではなくデメリットもあります。
どのような欠点があるのか、まとめてみました。
光触媒塗料のデメリットまとめ
施工価格が高い
需要と供給がまだまだ少ないのと特殊な塗料ですので、どうしても施工価格が高いのが欠点となってしまいます。
しかし、耐久性が長いので1度に支払う費用が多くても、メンテナンスが少なく済みますので、結果的にはトータルのメンテナンスサイクルにおいて良くなる塗料といえます。
施工する塗装屋さんの職人さんの腕により性能に差が出てしまう
光触媒塗料は、きちんとした塗膜厚を確保しなければ、光触媒効果を高く発揮させる事が出来ません。
どうしても塗布する職人さんの腕によって、効果にムラが出てしまうのが欠点といえます。
光が当たらない部分には効果を発揮しない
光触媒塗料は、光が当たってこそパワーを発揮する塗料です。
そのため、残念ながら日陰など光が当たらない場所には光触媒塗料のパワーを発揮する事が出来ません。
光触媒塗料を採用する時は、光が当たる部分には光触媒塗料、そうじゃない場所には違う塗料を採用するお宅が多くあります。
雨水が当たらない場所には効果を発揮しない
光が当たって雨水で汚れを流す事でセルフクリーニング効果を発揮するもで、雨水が当たらない部分には効果を発揮しません。
軒下すぐの部分には雨水が当たりにくいので、セルフクリーニング効果を発揮する事が出来ません。
壁の中からの汚れには対応できない
あくまで外部から塗膜に付着した汚れに対して起きるセルフ機能効果ですので、壁に元から付着している汚れには対応できません。
光触媒塗料はしっかりメリットデメリットを考えて利用しよう
こういった様に、光触媒塗料はデメリットも沢山存在しています。
この他にも塗装技術の低い「安かろう」なリフォーム店だと、光触媒のメリットも充分に発揮する事が難しいです。
なので、光触媒のメリットデメリットを充分に知った上で本当に自宅に必要なのかを考えて検討する様にしましょう。