日本古来の打ち水は、玄関先にまいて涼を取るという意味合いから、古くから採用されてきた風習です。
最近は、地面だけじゃなく、屋根散水用のスプリンクラーがあるほど、屋根や外壁にも打ち水をする事が増えました。
屋根に打ち水を行う際の効果はどの位あるの?
屋根に打ち水をすると、5℃以上の屋根の温度を下げる事が出来ます。
屋根温度の上昇を軽減できるので、屋根から室内に伝わる輻射熱を減らす事が出来ます。 それにより、室内の温度上昇の抑制に繋げる事が出来、省エネ効果を発揮させる事が出来ます。
ソーラーパネルの冷却効果が打ち水にはある
また、屋根上にソーラーパネルがあると、打ち水によってソーラーパネルの冷却作用も高める事が出来ます。
ソーラーパネルは、パネル自体が温度上昇してしまうと発電効率が落ちてしまいます。
打ち水で冷却させる事で発電効率がグンと上がるので、省エネと節電効果に結び付ける事が出来ます。
1つ注意したいのが、想像以上に物凄く暑くなった時の打ち水です。
暑すぎる日には打ち水は逆効果になる事も
あまりにも暑すぎる地域では、打ち水をした途端から湯気が立ち込めて、更に暑くなってしまう事があります。
暑い地域においては、あまりにも暑すぎて打ち水の効果が全く得られないので、打ち水を中止するところもあります。
また、打ち水をしてもすぐに乾いてしまう程暑い場合は、屋根材自体に余計な伸縮力がかかってしまい、材料劣化に繋げてしまう事もございます。
30℃以上の、あまりにも暑すぎる場合は、打ち水は控えた方が良いでしょう。
屋根への打ち水は午前中や夕方に行いましょう
打ち水は物凄く効果的で便利ですが、実施する温度環境や場所により効果を発揮しない場合があります。
理想的な打ち水は、午前中や夕方等の温度が高くない時間に行うのが、そもそもの風習のようです。
建物に負荷を掛けないよう、効果的な打ち水で省エネ効果高めましょう。